[駅弁] 上信越自動車道 横川SA(上り線)のキハ57 26(キハ58 624)に乗って峠の釜めしを食べてきました
あ、ちょっとまって。タイトルで内容が全て終わってる。
8月も終わりのある夕方、軽井沢をちょっと冷やかしてから上信越自動車道に乗っての帰路、横川サービスエリア(上り線)に立ち寄りました。
おぎのやって驚異的だなと思うのが、横川に入ったら峠の釜めしを食べるまで逃がさないよ、という強いメッセージをビンビン送ってくるところ。
横川はおぎのや以外の商業・産業がほぼ死に絶えていて、駅はおぎのや売店、駅前にでたらおぎのや本店、鉄道文化むらに入ったらここでもおぎのやの売店、車でちょっとどこかで飯をと思ったらおぎのやドライブイン、いやさすがに軽井沢まで逃げたら大丈夫かと思ったら軽井沢店を新規出店しているし、軽井沢から帰ろうと思うと、碓氷軽井沢ICにもおぎのやがある。
「もう峠の釜めしはいやよ!こんなところで死にたくないわ!」
「文句言うならコンビニ飯でも食ってろ!」
という深い絶望が待っている。
鉄壁の おぎのやフォーメーション
さて、話は戻って、横川SA(上り線)です。見てのとおり、横川SAというよりおぎのやSAかと思うたたずまいです。
隣には峠のスターバックスもありますのでご安心を。おしゃれにスタバのコーヒーと釜めしを飲みながらおぎのヤリングも可能です。(あれ、勝手に文字が挿入される・・・)
施設内に入ると、鎮座するキハ57 26(キハ58 624)がこのSAのメインスポットです。
キハ57 26(キハ58 624)と面倒くさい書き方をしていますが、それには理由があります。
この車体はキハ57 26と表記されていますが、実際にはキハ57 26を再現した車体です。
そのベースとなったのが2008年までJR九州で稼働していたキハ58 624で、その前面をカットして、横川SAに設置、碓氷峠で活躍したキハ57 26に仕立て上げたという経緯があります。
正面から見るとまったくわかりませんが、横から見るとカットモデルというのが判別できます。号車番号の後ろまでが本物で、その後ろ側の客室部分はかなり精巧に作られたモックアップです。
運転台の中を見ることはできますが、アクリル板で仕切られていて、運転室内に入ることはできません。そのおかげか、シートも計器もきれいなままで保たれています。
客室内から運転席方向のショットです。客室内はモックアップですが、座席、窓、扇風機など、実際のパーツを使っているため、室内の雰囲気は十分に出ています。
キハ57の真ん前にあるおぎのやで峠の釜めしを買って、車内で頂くことにします。
18時頃になるとSA内のおぎのや店舗の釜めしは売り切れますのでご注意を。右隣のフードコートでは引き続き釜めしセットなどとして在庫はある模様です。
キハ57の室内で おぎのやの峠の釜めし(1,000円)をご開帳。テーブルは飲食用に設置されたものです。
駅弁を食べる雰囲気としてはなかなかいいですね。窓枠があと20㎝低ければなおいいんですけど。
釜めしのみそぎも終わって横川から出る権利(謎)を得ましたので、SA内を散策してみます。
釜めしだけじゃない!ベーカリーもあります。
よかった!釜めし以外も食べられるんだ!と思ったのもつかの間。
釜めしパン(190円)
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
釜めしパンは2種類! 山ごぼうとわさび漬け
ちょっとまって!峠の釜めしでももっとパンの中身にふさわしいあんずとか栗とかウズラの卵とかあるじゃない!
どうして、どうして、ねえ!(泣)
お土産物もおぎのや総流し。峠の釜焼まんじゅう(15個1,080円)
さらに高級版の釜焼まんじゅう"絆"(15個1,296円)
なんかここまでくるともう絆というより呪縛のような気がします。
ビジュアルはこんな感じ。一口サイズの釜の形をしています。
ナチュラルな雰囲気の麻素材に家紋風のおぎのやマークが入った おぎのやオリジナルトートバック(1296円)
そして、峠の釜めしを食べた後の釜の処遇に困ったとき、どうしても持ち帰りたい 空回りしてつんのめった気分を後押しする 空釜専用漬物キット(720円)
これで家に帰って美味しい浅漬けが作れると喜んだのもつかの間、なんか持ち物の重量増してるんだけどと、もう後戻りできない横川の思い出に最高の一品です。
横川SA(上り線)は楽しい。
最後に、おさらい。横川SAのキハ車内で釜めし食べるのなら、18時前までに。