[鉄道 運転] 関東鉄道で気動車の運転体験に行ってきました。(1) 予約編
2016/12/31
関東鉄道(茨城県)では、同社の水海道車両基地で気動車運転体験を実施しています。
平成18年、鉄道の日の単発イベントとして実施され、反響が大きかったことを受けて定例イベントとなり、今年まで10年間も続いています。その開催の実績から、運転体験を実施したい鉄道事業者のお手本になり、全国から視察に訪れるほどだそうです。
現在、関東地方で鉄道の運転体験を定例イベントとして実施する事業者は、この関東鉄道のほかは、上毛電気鉄道(群馬県)、碓氷峠鉄道文化むら(群馬県)くらいのようです。かつては小湊鉄道(千葉県)がやっていましたが現在は開催していません。
さて、話は戻って、2016年11月27日。関東鉄道の気動車運転体験に行ってきましたのでレポートします。
私の鉄道運転体験は、EF63(碓氷峠鉄道文化むら)、DD130(小坂鉄道レールパーク)に続いて3車種目。そして、関東鉄道は1日でなんと2種類の車両が運転できるので、4車種目も体験できました。
それでは、関東鉄道気動車運転体験の予約方法について解説します。
関東鉄道 気動車運転体験
運転体験の予約方法
関東鉄道の運転体験は、「初級編」「中級編」「特別編」の3種類でのコースがあります。「特別編」は親子参加型の不定期イベントのため、ここでは割愛します。
予約方法は、「初級編」「中級編」いずれのコースもWebフォームからの予約のみ。電話受付はしていません。
初級編
開催日は奇数月の第4日曜日に設定されており、予約は前月中旬にWebフォームから受付け、抽選で24名が参加できます。
開催日 | 奇数月の第4日曜日(1、3、5、7、9、11月の年6回) |
開催時間 | 10:10~15:45 |
集合場所 | 関東鉄道 水海道車両基地 茨城県常総市水海道高野町351-1 |
使用車両 | (1)キハ2400形気動車(1両編成)(電気指令式ブレーキ) (2)キハ0形(2両編成)(自動空気ブレーキ) |
軌道距離 | 約150m |
体験内容 | 車両構造や運転方法の事前講習 指導運転士が添乗して片道約150mの運転と車掌業務 イベント通じて片道運転150m×2回(2400形1回、0形1回) + 車掌×2回 の体験ができる。 |
申込方法 | 関東鉄道HP 専用Webフォームから |
申込開始日 | 開催前月の中旬ころから |
参加資格 | 中学生以上 |
募集定員 | 24名(応募者多数の場合は抽選) |
参加費 | 6000円(税込) |
公式ページ | 気動車体験運転会のご案内(関東鉄道) |
中級編
「初級編」に2回以上体験した後は、「中級編」を選択することが可能になります。
「初級編」の参加は隔月1回の抽選制ですが、「中級編」は毎月実施の先着順です。
開催日は毎月第2日曜日に設定されており、予約は前月中旬~下旬にWebフォームから受付け、先着順に20名が参加できます。
開催日 | 毎月第2日曜日 |
開催時間 | 10:10~15:45 |
集合場所 | 関東鉄道 水海道車両基地 茨城県常総市水海道高野町351-1 【中級編参加者のスペシャル特典?】 水海道駅~車両基地間の送迎用回送列車に乗車できます。 す、すげえ・・・ |
使用車両 | (1)キハ2100形気動車(2両編成) (2)キハ310形(2両編成) (3)キハ310形(4両編成) (1)(2)はワンマン車扱いでドア開閉と自動放送操作等も行う。 |
軌道距離 | 約150m |
体験内容 | 指導運転士が添乗して片道約150mの運転業務 車両基地構内の見学 |
申込方法 | 関東鉄道HP 専用Webフォームから |
申込開始日 | 開催前月の中旬ころから |
参加資格 | スタンプカード式記念証明書で初級編2回以上を体験した方 |
募集定員 | 20名(先着順) |
参加費 | 10000円(税込) |
公式ページ | 気動車体験運転会のご案内(関東鉄道) |
運転体験の競争率ってどれくらいなのか?
今回、私が体験したのは「初級編」です。初級編は抽選ですが、当選倍率は2.0~3.0倍くらいだそうです。
私は幸運にも、初めての申込で当選して初級編1回目の運転体験に臨むことが出来ました。
初級編のうちは抽選なので、何とか2回の初級編に当選すれば、先着順受付の中級編に移れます。
しかし一方の中級編も、秒殺~分殺程度の激しい競争率だそうで、いずれにしても運転体験イベントの人気の高さがうかがえます。
運転体験当日 水海道車両基地に到着
2016年11月27日、運転体験の会場になる関東鉄道水海道車両基地に車で到着しました。集合時間は10時10分です。
駐車場は10台分あり、参加者定員24名からすると足りないですが、そこはほら、関鉄乗って来てよ、ということでしょう。電車で来る場合は、最寄りの水海道駅からタクシーになります。
集合場所に指定されている総合事務所の前にある留置線に、関東鉄道唯一の電気機関車DD502が鎮座しています。
DD502形電気機関車は、1956年日本車輛製造製で、自社発注のディーゼル機関車です。同型の1号機は1987年にすでに廃車になっています。
きれいに塗装されて大事にされているようですが、バッテリーが不調らしく、現在は自走できないということです。
集合場所の総合事務所わきに、本日午前の運転体験車両、キハ2400形気動車が準備されていました。
いよいよ、気動車運転体験に挑みます!
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