[カレー] 逗子 スパイスツリー で南インドにぶっ飛ぶ
2017/06/16
逗子葉山界隈には、街の規模の割に本格カレー屋が多く存在します。
中でも群を抜いて有名なスパイスツリーに行ってきました。
JR逗子駅から徒歩5分ほど、なぎさ通りの外れにあります。
ミントグリーンに塗られたド派手な建物なので見逃すことはありません。
オープンは2014年1月。元は畳屋さんだった建物です。
人気店の割には誰も並んでないな・・・ラッキー!と思わせといて、これが罠。入り口は裏なのです。
間違ってこっちのガラス戸を開けないようにしましょう。
裏路地へ回ると、外に1組、中に数組の順番待ち。
平日、炎天下、お昼時を過ぎた頃なのでまだマシな方。
ぺらりと貼られたメニュー表を睨みながらおとなしく待ちます。
やっと中に案内される。ガタついたガラス戸と冷房効率の悪そうな室内。ここに20数名の人間がひしめき合っているので、エアコンなんて効きゃしない。首振り扇風機が頼りです。
暑さとスパイスの香りで何だか日本じゃないみたい。
椅子は満席で約13席。相席上等の大テーブルが1つ、小テーブルが1つ、他にカウンター席。空いた順に案内されます。
メニューは2~5種類くらいを日替わりで提供。当日お店のブログで確認することが出来ます。
この日のメニューは
バターチキン(マイルド)
樹豆と野菜(中辛)
イナダとマスタード(中辛)
ラムと香菜(辛口)
でしたが、店に着いた13:00時点でバターチキンは売切れ、席に着いた14:00時点でラムと香菜は売切れ、実質2択になってちょっとガッカリ。どうせ並ぶんなら早めに来て好きなものを選んだ方が良さそうです。
ちょっとテンション下がりつつ樹豆と野菜をオーダー。
パクチーは大丈夫かと訊かれます。
更に待つと、ようやく運ばれてきました! これまでの忍耐が報われる瞬間です。
手前がバスマティライス。タイ米よりさらに長粒で、もっとパラッパラ。上にインゲンとにんじん、パクチー。
左側、銀色の器に入っているのはダルという豆のカレー。注文したメインのカレーとは別に付いて来ます。これはいろんなものに混ぜたりかけたりして楽しんでねということらしい。
ライスに刺さっているのはパパドという薄焼きスナック。
その陰に完全に隠れてしまっていますが、大根のインド漬物みたいなものが少々。
奥の器が注文したカレー。
右にちょこんとじゃがいものサブジ、要するにスパイシー炒め煮。
メインのカレー部分が違うだけで、どれを頼んでも大体こんな感じで大きな皿に全部盛りでやってきます。なかなかのボリュームです。
今回のメイン、樹豆と野菜のカレー。たっぷりの豆と共に、オクラやプチトマトが入っており、違和感なく馴染んでいます。
樹豆とはトゥール、もしくはアルハル豆と呼ばれる種類で、日本では余り見かけない種類。南インド料理によく使われるらしい。
樹豆と野菜なんて地味なメニュー、2択でなかったら頼まなかっただろうな。
しかしこれが大正解。以前来た時頼んだバターチキンは甘過ぎ、ラムと青唐辛子はやや辛過ぎたのですが、この中辛の樹豆と野菜はスパイシーでありながら素材の味もよく分かり、大変好みでした。
ライスの大盛りはプラス¥100。量が多いのであらかじめライス少なめで頼むことも出来ます。
また、2種類目半額でカレー2種盛りもやってくれますが、量が多いので心して。
帰りに会計していると、レジの所にこんなものが置いてありました。
フェンネルシードの砂糖がけ。インド流食後の口直しだそうです。
焼き肉屋さんで帰りにミントガムをくれるように、カレーを食べ終わった後これをひとすくい口に放り込むと、爽やかな甘みが口の中をリフレッシュしてくれました。
ただでさえ並ぶのに席の回転が遅く料理が出てくるのも遅い。それでもしばらくするとまた行きたくなる、スパイスマジックな魅力がこの店にはあります。
本日の注文: 樹豆と野菜のカレー ¥1200
営業時間: 12:00-15:00(LO 14:30) 完売早じまいあり
営業日: 木金土日
神奈川県逗子市逗子7-6-25
046-845-9300
駐車場: なし