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[ グルメ 和食] 三河屋食堂中込本店でいただくブランド食材「佐久鯉」

長野県は佐久市にやって参りました。
日本一海から遠い所にある市らしいですが、そのぶん川魚料理が豊富です。
佐久市と言えば鯉料理が有名。

この辺りの鯉は佐久鯉といって、千曲川の清流で育まれた200年の歴史を持つブランド鯉だそうです。
流れの速い水流に揉まれる流水養殖のため成長が遅く、身が締まって脂ののった美味しい肉質になるとのこと。
鯉と聞くと骨が多い、泥臭いなど余り良いイメージがなくずっと食わず嫌いで来ましたが、昨日ポケモンGOでコイキングをゲットしたことだし、せっかくなのでここで人生初鯉料理を食べてみることにしました。



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ここでちょっと予習。
伝統的な鯉料理には鯉こくと鯉のあらいがあります。どちらもちょっと聞き慣れない名前です。

鯉こく

輪切りにした鯉の味噌汁です。正しくは鯉濃漿(こいこくしょう)。濃漿とは味噌仕立ての汁の事で、臭みの強い魚や肉を味噌で煮込んだ料理のこと。クセのある野生の鯉を美味しく食べるための工夫だったのでしょう。

鯉のあらい

骨と皮を取り除いてそぎ切りした身を温水で湯通ししてから氷水で締めたもの。
実は鯉の肉には5a-シプリノール硫酸エステルという毒があるそうです。嘔吐やめまい、麻痺などの症状を引き起こすこともあるらしい。
ただ、この成分は水に溶けます。刺身から一手間かけてあらいにする調理法は、毒を洗い流すための智恵なのかも知れませんね。

死んだ鯉は臭みが出て食べられたものではないので、生きたものを手早く捌いて調理するそうです。つまり、管理された環境で養殖された鯉料理は超新鮮。



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予習も済んだところで、JR小海線 中込駅前すぐの所にある、三河屋 食堂中込本店に行きました。

訪問したのは19:00前。夜の営業開始から1時間経とうとしていますが、準備中の札を出しっぱなしにしているうっかりさん。

三河屋 食堂中込本店
住所: 長野県佐久市中込1-21-4
電話: 0267-62-0037
営業時間: 11:00-14:00 18:00-21:00(LO20:30)
定休日: 不定休
駐車場: 店北側の無料駐車帯「いいねパーキング」 または中込商店会駐車場を利用
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内装は地元密着定食屋もしくは居酒屋さん風。奥にちんまりお座敷も1テーブルだけあります。2Fは100畳の大広間で団体さんカモンです。
何故かBGMではオーケストラアレンジのQUEENがかかり、同時に小さなTVでローカルニュースが流れていたりします。

メニューは鯉料理、鰻料理の二本柱の他、定番の定食・丼、うどんやカレーなど割と何でもあり。



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鯉料理は甘煮、鯉こく、鯉のあらい、鯉丼、鯉天丼などで、それぞれ組み合わせた定食と単品があります。
鯉の洗い定食を頼んでみました。
はやの唐揚げ、お新香、小鉢が付きます。小鉢はかぼちゃとモロッコインゲンの煮物でした。



はや
ハヤってどんな魚かと思ったら、中くらいで細長い川魚の総称というめっちゃアバウトな定義だった。
内臓だけ取って頭や骨ごとカラッと揚げ、さらっとしたたれをかけたもので、これがサクサク旨い。
魚の頭とか普段食べないのですが、全く気にならずにいただけてしまいました。



あらい
そしてこちらが鯉のあらい。酢味噌とわさび醤油が添えられています。
意外に脂ののりがよく、こりっとした歯ごたえが楽しめます。
どちらかというと酢味噌よりわさび醤油の方が合うように感じられました。

時折小骨は感じますがそのまま食べられます。もちろん臭みやくせは全くありません。
最後まで美味しく完食致しました。食わず嫌いにならなくて良かった。



甘酢唐揚げ
ちなみに鯉料理以外で甘酢鶏から定食というのを頼んでみました。やはり味噌汁、お新香、小鉢ガついてもの凄いボリュームです。
カラリとした揚がり具合、甘酢だれの絶妙な美味しさ。普通の定食のレベルも高いです。

満腹になってしまい果たせませんでしたが、ご飯のおかわりも出来るようです。気取らない雰囲気で美味しく鯉料理をいただけるお店です。
ごちそうさまでした。

本日の注文:
鯉のあらい定食 ¥1500
甘酢鶏から定食 ¥980

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